基本的に、転職活動では履歴書と職務経歴書の両方の提出が求められます。職務経歴書は、転職を成功させる上で非常に大事な書類ですが、履歴書の方も手を抜いてはいけません。履歴書の方を重視する採用担当者も多いので、出来る限りプラスの印象を与えられるよう、履歴書の書き方には工夫を凝らしたいところです。
学歴・職歴欄は事実を並べていけばOKで、退職の経験がある場合、マイナスになりそうな退職理由については一身上の都合と具体的な明言を避けるのが無難です。一方、免許・資格欄では、所持している資格や免許をただ羅列するのではなく、応募先の会社と関係があるもの、応募先で役に立ちそうなものを上に配置するようにします。免許・資格欄は学歴・職歴欄と違って、時系列順に記載する必要はありませんし、記載しない自由もあるので、介護業界で役立ちそうな免許や資格のみをピックアップ、順位付けして上位から順番に記載すると良いでしょう。自動車の運転免許は介護業界で求められやすい資格なので、所持しているなら必ず記載したいところです。
履歴書で最も重要なポイントは志望動機で、ここの内容によって評価は大きく変わってきます。介護職を目指す理由から始め、このような長所やスキルで業務に貢献できるというアピールで結ぶのがオーソドックスな書き方ですが、こちらは志望動機を考えるのが苦手な人向けではありません。書き出しで失敗すると、採用担当者が興味を失う恐れもあるので、まず最初にこのような仕事に携わりたいと結論を書き、興味を持ってもらった上で、その理由を説明していく構成にする方が確実です。